IOTA、やばい。
昨日知ったばかりの暗号通貨 IOTA。
IOTA 公式サイト
https://www.iotatoken.com/
ホワイトペーパー
https://www.iotatoken.com/IOTA_Whitepaper.pdf
その名から想像できるように、IoT(=Internet Of Things)での使用を想定された通貨。
自分も目下、IoT分野の開発に注力しているのでこれは外せない。
まだ情報収集し始めたところなので、間違いはあるかもしれないが、わかったことを列記してみる。
- IoTに最適な暗号通貨
- トランザクションに費用がかからない
- ブロックチェーンを使わない
- 量子コンピューターを持ってしても改ざんできない程セキュア(他の暗号通貨が使っているアルゴリズムでは時代遅れで近い将来問題を起こす、とも)
- ブロックチェーンに似た「Tangle」という仕組みを使う
- 自ら Blockchain 3.0(第3世代のブロックチェーン)と呼んでいる
- Tangleはブロックチェーンのように過去の全取引データを持っているわけではない
- なので軽い→Proof of Workも軽い→費用がかからないのか?
- IoT以外にもの使いみちも想定されている
- 2017/6/13からBitfinexで取引が開始される
「IOTAはブロックチェーンなしでどうやって機能するの?」という質問とそれに対する回答↓
ここの議論を読んで思うのは、
ブロックチェーンは過去の全取引を持つことで
- 過去の取引を参照する機能
- 改ざんに対するセキュリティを担保
だが
- データの肥大化にともなうスケールの問題
- それにともなうマイニングパワーの一部地域/企業への偏り
が生じる(それは真の分散コンピューティングとしてはあまりに脆弱)。
IOTAは、
- 過去の取引データは直近のものしか持たないのでデータが軽く、スケールやマイニングパワーの偏りも起こらない
- 想像だが、Proof Of Work(承認作業)も軽いのでトランザクション費用も無料にでき、IoTに不可欠なマイクロペイメントに対応できる
- ブロックチェーンは使わないがそれと同等かそれ以上のセキュリティを確保できる
ということで、上記の質問者が必要としている「過去の取引履歴の参照機能」が必要ならブロックチェーンを使用した通貨を使うべきだし、IOTAが目指すのはそこではない。
まとまらない文章だが、まずはメモ的に。
公式のドキュメントなどを日本語化してくれている方がいる。
レオンハルトジャパン公式BLOG
http://lhj.hatenablog.jp/entry/iota
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おすすめの本
Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン)
最初に読むブロックチェーン関連としてカラーでわかりやすく、おすすめ。ブロックチェーン漫画面白いです。
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